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『巨人の星』の星飛雄馬、シーズン2年目は果たして何勝したのか?前編

巨人の星(12) (週刊少年マガジンコミックス)

 前回「『巨人の星』の星飛雄馬は、入団1年目に果たして何勝したのか?」で「9勝1敗2セーブ」と書きました。漫画から読み取れる情報だとそうなると思いましたが、今回、読み進めていくと、契約更改の場面で、球団の代表から「今シーズンの十勝二敗」という衝撃発言が出てきました。あと日本のプロ野球でセーブが公式記録なったのは、1974年とあったので、シーズン1年目の成績は「10勝2敗」ということになりました。 

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ゆけゆけ飛雄馬

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●シーズン2年目に入る前に

 1968年の日本シリーズを制覇した巨人は、その秋にアメリカ・ナショナル=リーグの覇者「セントルイス・カージナルス」と特別試合を行います。その試合で星飛雄馬は、新たなるライバル、アームストロング・オズマと出会います。1打席目は、四球。2打席目は、大リーグ・ボール1号でセカンドフライに打ち取るも、精神力を使い切った星飛雄馬は、ベンチに戻るや否や卒倒して病院に直行。後日、入院中の星飛雄馬のもとを訪れたオズマに「オ前ハ、俺ト同ジ野球ヲスルタメダケニ生マレタ『野球ロボット』ダ」と言われ、激しく動揺した星飛雄馬は「人間らしい人間になっていたい」と誓います。

そのために取った行動
・契約更改で十割アップを要求して、ごねる。
・オーロラ三人娘の橘ルミとゴーゴーしているところ週刊誌にスクープされる。
・姉の明子とともに長屋から文化マンションに引っ越す。

 一方、長屋に残った父の星一徹は、自分の時代の終わりを感じつつも、嵐の時代の到来を予感を感じます。紆余曲折あり、中日ドラゴンズからのコーチ就任の要請を受け、アームストロング・オズマ獲得の条件で受諾します。

  

 

 

●シーズン2年目(1969年)

 契約未更改のまま自主参加で宮崎キャンプイン。そこで運命の南国乙女・日高美奈に出会います。日高美奈は、飛雄馬と同い年の17歳で、高校を中退し山村の診療所で働く見習い看護婦です。美奈に惹かれる飛雄馬は、練習後にデートを重ね、ひとときの青春を謳歌しますが、結果、オープン戦直前で2軍落ちを告げられます。「美奈への愛」と「厳しい巨人野球」の両立が不可能だと悟った飛雄馬は、満点の星が輝く夜空の下、日南海岸で別れを告げるも、日高美奈から「もう少しだけ時間をください」とお願いされてしまいます。日高美奈は、飛雄馬に自分が短い命で死期が迫っいることを教え、飛雄馬は、そばにいることを誓います。

 星の2軍落ちは「契約更改問題」「タレントとのスクープ」「宮崎キャンプ中の密会」などの情報と相まって、マスコミの星叩きが始まり、花形満、左門豊作の両ライバルも憂います。表面的には平静を装うも、二人とも調子は下降していきます。誰にも真実を告げなかった飛雄馬は、父・一徹だけには、手紙で独白します。

「…それでも おれはけいべつされるべきだろうか とうちゃん?教えてくれっ とうちゃんならどうしたか?それでも野球をえらんだろうか?おれは キャンプの出おくれで たとえ今シーズンを棒にふってもかまわない」と。

一徹は、この命がけの問いにどう答えていいのか悩み、もう飛雄馬が親がふみこめない世界にいることを感じ、困惑しているところに、中日球団幹部が「オズマ獲得」の吉報を持って、正式に中日コーチ就任を要請、一徹は、中日のコーチ就任を受諾。星一徹は、飛雄馬復活を信じて、野球人として復活し、「一徹×オズマ」で「打倒・星飛雄馬」を目指し、1969年のシーズンに挑みます。

 そして、日高美奈が亡くなります。飛雄馬の愛も儚く終わり、よりいっそう深いところへ落ちていきます。

 どこまでも落ちていく飛雄馬とは対照的に「星一徹の中日ドラゴンズコーチ就任」と「オズマ入団」の報せをきいた花形満と左門豊作は、星飛雄馬の復活を確信。著しく復調し、シーズン開幕を待つのでした。

 

●開幕戦

 星飛雄馬の2年目のシーズンは、2軍スタートです。「一徹×オズマ」コンビは着々と打倒大リーグボールの特訓を重ねる中、親友・伴宙太のサポートを受けながらも、一向に調子の上がらぬ飛雄馬は、2軍でお荷物状態。ある夜、業を煮やした花形満から荒川グランドに呼び出されます。そして、鉄拳制裁。悶絶する星に対して、涙を流しながら、自分と左門の胸の内を激白し去ります。飛雄馬は、そのまま荒川グランドに意識混濁。そして、伝説の朝を迎えます。昇りくる太陽 と 沈みゆく月を同時に見て、悟ります。沈みゆく月を悲しみ、いつまでも月を追おうとしても、太陽は、また昇ると。日高美奈に「さようなら」と告げ、星飛雄馬は、復活します。

 

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