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大谷翔平の15号本塁打を見て、「二刀流」を改めて考える。

エンゼルス大谷翔平選手が

8月27日(日本時間28日)、本拠地ロッキーズ戦で15本目の本塁打を記録しました。

 この本塁打15本って、

はっきり言って滅茶苦茶です。

 

 松井秀喜のメジャー1年目の16本との比較

松井秀喜は、

メジャーリーグに移籍するまで、

読売ジャイアンツの4番打者を務め、

NPB在籍10年間で、首位打者1回本塁打王3回打点王3回を獲得した

日本球界を代表するホームランバッターでした。

メジャーに移籍する前年の2002年には、50本塁打を記録しています。

この2002年、惜しくも三冠王を逃すも、本塁打と打点の2冠王に輝いています。


メジャーに移籍するまで、

松井選手は、

読売ジャイアンツ在籍10年間で、5506打席数を経験しています。

一方、

大谷選手は、

日本ハムに5年間在籍し、僅か1170打席数の経験しかありません。

大谷選手は、松井選手の5分の1の打席数しか経験していないのです。

しかも、

この1170打席数は、松井選手の3年目の1341打席数よりも低い数字です。

大谷選手は、僅か1170打席数という浅い経験で、

今年、メジャーリーグに挑戦してしまったということになります。


【大リーグ移籍前までのNPBでの打席数と本塁打数】

松井秀喜 10年 5506打席 332本塁打

城島健司 11年 4496打席 211本塁打

イチロー 9年 4098打席 121本塁打

大谷翔平 5年 1170打席  48本塁打


そんな中で、

メジャー1年目に本塁打15本を放つというのは、

本当にあり得ない数字です。

ちなみに、なんの参考にもなりませんが、

松井選手と同じ打席数で比較すると、

大谷選手の本塁打数は、38.8本になります。

2018年 大谷翔平 269打席 15本(9/3現在)

2003年 松井秀喜 695打席 16本

米大リーグにおいて、

日本人打者で30本塁打以上を記録したのは、松井選手のみです。

2004年 松井秀喜 680打席 31本

 


足を上げない打撃フォームへの改良が意味すること

2018年のオープン戦では、打率.125と結果が出ませんでした。

そこで、シーズン開始直前に

ヒンスキー打撃コーチから

「足を上げない打撃フォーム」が提案されました。

ノーステップ打法の良い点は、

頭がぶれないことです。

頭が前に動かなければ、

ボールを見極める時間(コンマ何秒の世界!?)が増えます。

では、どうして足を上げていたのか?

それは、体重移動を円滑にすることと、

踏み込む力を生むためでしょう。

日本で、

ホームランバッターに足を上げる人が多いのは、そのためだと思われます。

実際、大谷選手も、「ノーステップ打法」に変えることで、

球の勢いが落ちないか心配したと伝えられています。

そこで驚くのは、

踏み込む力を犠牲にしたのにもかかわらず、

本塁打15本を記録したことです。

これは、

各時代の指導者が「バッター大谷」を捨てきれなかった理由に繋がります。

大谷選手は、「右投げ左打ち」です。

天性の左打者ではなく、改造左打者です。

日本の少年野球では、

バッティングに非凡な才能が見られた子供は、左打者への改造が試みられます。

taketakechop.hatenablog.com

しかし、

投手として認められた選手は、左打者への改造は、行われません。

松坂大輔」しかり、「ダルビッシュ有」しかり、「田中将大」しかり、

皆、「右投げ右打ち」です。

上の3選手が

早い時期から「投手としての野球人生」が決定していたことの証拠です。

大谷選手も、早い時期から「投手」として、高く評価されていましたが、

大谷選手は、「右投げ左打ち」です。

周りが「打者大谷」としての可能性を除外できなかったことを物語っています。

投手か、打者か、どちらが正しい選択なのか、

その判断は、日本プロ野球に委ねられましたが、

日本プロ野球でも判断できず、

それは、現在、

アメリカ大リーグでも、判断できていないという現状です。

 

早急な決断を

これまで個人的に

「二刀流」を推していました。

しかし、

この本塁打15本という記録を見せられたら、

ぜひ打者に専念してほしいと考えが変わってしまいました。

本人が「二刀流」をやりたいと言っている以上難しいのでしょうが。

「二刀流」を続ける心配は、怪我です。

勿論、余計なお世話だということは、分かっていますが、心配です。

当たり前の話ですが、

怪我の多い選手は、活躍できません。

怪我の多い選手で、

世界的な活躍した選手を、

僕は、「大空翼」と「茂野吾郎」しか知りません。

どちらも、漫画の主人公です。

怪我の多い選手は、

ギリギリの状態にある選手です。

メジャーで17年間プレーしている

イチロー選手は、大きな怪我が全くありません。

松井選手も、日本では、

大きな怪我は、ありませんでしたが、

メジャー4年目の2006年にプレー中に左手首を骨折しました。

アメリカ・メジャーリーグで、

デビュー以来500試合連続出場を達成中の出来事で、

怪我を回避する余裕がなかった、

ギリギリの状態ではなかったかと感じました。

そう考えると

メジャーで戦うためには、

怪我をしないことが全てです。

しかし、大谷選手は、

二刀流の影響かもしれませんが、怪我の多い選手です。

2017年に左足首の怪我で、シーズンの半分、プレーできませんでした。

2018年は、右肘靱帯損傷を発症してしまいました。

今後の怪我の回避のためにも、

「投手大谷か?打者大谷か?」早急な決断が必要なように感じます。


今後、

メジャーで活躍できる日本人投手は、生まれますが、

メジャーで、60本ホームランを打てる日本人打者は、

まず生まれないでしょう。

しかし、

それが可能じゃないかと思わせる15号ホームランでした。